イスラムの天国はエロ過ぎ
自爆テロは最低だと思いまですが、Kamikazeと同じように自爆する人もまた被害者なんだなと私には思えます。
これ、読んでみてください。
1993年3月、エルサレムで路線バス内で自爆したハマスの犯人に関するロサンゼルスタイムスの記事。
生涯で最も幸せな、そして最後の日に備えるため、マジュディ・アブワルデ(19)は両親、九人の兄弟姉妹と暮らしていたコンクリート・ブロックの家を出た。
彼は知っていた。(殉教すれば)想像を超えた精神的、肉体的な喜び、神に次ぐ高い地位が自分を待っていることを。なかでもうれしいのは、一度見たら忘れられない美しい目をした72人の処女との神聖な結婚だ。
だが、その前に彼にはやるべき仕事があった。最後の訓練のためにラマラまで北上し、その二日後の2月25日の日曜日の朝、エルサレムの繁華街で込み合うバスに乗り込んだ。殉教者がそうするように、一張羅の服に身を包み、その下にダイナマイトを詰めた丈夫なベストを着こんでいたのだろう。
数分後、彼は自爆し、自分自身と他の25人の生命を奪った。
25人殺してますが、マジュディさんを憎む気には今一つなれないです。
被害者と同じようにこの人もまたイスラム原理主義の犠牲者に感じます。
ジハードが教義だとしても、教義上自殺禁止は明らかなんですけどねぇ。もし仮に天国があったとしても自爆じゃ行けないんじゃないですかね。
しかしこのエロファンタジーで釣って童貞少年を自爆させるという手段は感心できないです。イスラム教の言う天国は酒池肉林ですからねぇ。
こんな感じです。
コーラン第56章10節
「金糸まばゆいベッドの上にむかいあわせでゆったりと足を伸ばせば、永遠の若さを受けた少年たちがお酌に回る。手に手に高杯、水差し、汲みたての杯をささげて。この(酒は)いくら飲んでも頭が痛んだり、酔って記憶をなくしたりしない。そのうえ果物は好みに任せ、鳥の肉も望み放題。眼すずしい処女妻はそっと隠れた真珠のよう。
刺なしの灌木と下から上までぎっしり実のなったタルフの木の間に案がながと伸びた木陰に、流れてやまない水の間に、豊富な果物が絶えることなく取り放題。一段高いベッドがあって我らが特に新しく作っておいたもの、この女たちは特に新しく作った処女ばかり、愛情もこまやかに、年齢も頃合い、右組みの連中の相方となる。」
私は72人もいなくていいし(そんなにいたら絶対派閥が出来て陰口をたたき合って仲裁させられるだろ)、処女よりむしろ経験豊富なほうがいいと思うのですが、童貞には訴求力ありそうな天国ですねえ。
ちなみに、天国に行くと72人相手にするために男性は絶倫化するらしく、イスラム学者の間では「天国では常時勃起している」という解釈もあるようです。
【参考】イスラム教のセックス論争
聖典にこんなこと書いてあったら信者的には自爆もいいかなぁって思っちゃうんだろうな。