ダッカのテロだけじゃなくて、イスラム国のテロはこれからが怖い
日本人も7名犠牲になったとのことで、ご冥福をお祈りします。
イスラム過激派のテロで日本人が殺されたのはアルジェリアの日揮社員以来ですか。
無関係な人を巻き込むのは本当に止めてほしいです。
ダッカのテロは、イスラム国(IS)から、イスラム教の断食月ラマダンにテロ起こそうという呼びかけが5月にあったようで、その関連でしょうね。
ラマダンはムスリムにとってなんとなく神聖な、みんなで昼は断食するお祭りみたいな月らしいので、そんな時にテロもどうだろうと思います。
しかし、ラマダンの間昼間にレストランにいる客は確実にムスリム(イスラム教の人)ではないので、確かにテロはやりやすいでしょう。
今年のラマダンは6月4日から7月5日ですが、本当に起きてしまいました。
ちなみにイスラム暦は太陰暦なので、太陽暦とはすこしづつずれていくため、こちらのグレゴリオ暦では毎年ラマダンの季節が変わっていきます。
太陰暦はこのように季節がずれるため、農業には全然使えない暦みたいです。
先月28日に起きたトルコの空港での自爆テロもこの流れでしょう。
あちらでは3人が自爆し、50人弱が死亡しています。
他にも、
6月21日はヨルダンで
27日はレバノンとイエメンで
ちなみにレバノンはキリスト教徒が多い国ですし、ヨルダンにもキリスト教徒はいますね。
この通りテロはバングラデシュだけではなく世界中で活発です。
それで頭に来たオージーが、パースのモスク前で車燃やしたりしているようですが、こういうことは止めましょう。
今、シリアやイラクでは軍事的にイスラム国かなり押されていて、ついにファルージャも落とされてしまいました。
ラッカやモースルもかなり攻められています。
これはめでたいことなのですが、領域国家としてのイスラム国が消滅した場合でも、イスラム国の訓練された兵士がみな居なくなるわけではありません。
これらのイスラム国兵士上がりの人間たちが世界中に拡散するのが恐いんです。
アルカイダのテロネットワークも、アフガニスタンの兵隊上がりが世界中に拡散し彼らがテロの戦力だったらしいですから。
インドネシアやマレーシアなどアジアからも1000人位はイスラム国に参加中らしいのですが、敗戦後、軍事訓練され、過激思想を持った彼らが国に戻ってテロ組織に参加することの方が、アジア人としては恐ろしいです。
シリアでアサドと削り合ってくれている方が、こちらとしてはまだましかも。
日本も狙われているかどうかという話ですが、日本はイスラム国からはっきり敵認定されています。
有志連合の一国として難民支援など行っているので。
これはイスラム国のPR動画のキャプチャのようですが、このように日本もISISが敵と認定した国の中に入っています。
ダッカも日本人だから狙われたのかもしれないですね。安心できないです。
ISIS names 60 enemy countries – Georgia is not among them - GeorgianJournal
なぜ今の所日本でテロが起きていないかですが、
ムスリム人口が少なく仕事がしづらいことが効いていると思います。
上のテロ、今のところ全部イスラム人口が多い国で起きてるじゃないですか。
しかし、日本もそれなりにムスリム見かけるようになりましたから、本当にやろうと思えばやれる力はあるでしょう。
時間の問題かもしれません。